「絞りの女王」解体新書 女子フィジークトップ選手の夫はボディビルダー
選手としての第2ステージへ
――『レモンジム』でパーソナルトレーナーとしても人気ですが、どのようにトレーニングを? 理香 多い日は1日9~10本のパーソナルセッションが入っています。自分のトレーニングは全部のセッションが終わった後にすることが多いですね。実は、昨年の12月ごろから本野卓士さんにパーソナルをお願いしていて、以前のトレーニングメニューからガラッと変わりました。 ――本野さんといえば、“筋肥大職人”として、数々の選手育成をされているトレーナーです。新しい刺激だとは思いますが、体感としていかがですか? 理香 今までしっかり教わったことがなかったので、とにかく新鮮です。週6日のトレーニングは変わっていないんですが、脚の日が週に1回に減り、逆に背中の日が週に2回に増加。また、私はほとんどの種目をサムレスグリップ(親指を使わない握り方)で行うようになりました。この方が私には合っているみたいで、しっかり効かせたい筋肉に負荷が乗っている感覚があります。また、減量中の食事も変化しました。去年までは朝のプロテインスムージーから始まり、3時間おきに食事。炭水化物は和菓子メインで、タンパク質は鶏胸肉から摂取という、かなり邪道な減量方法です(笑)。今年は、本野さんの教えで米やフルーツも食べるようにしています。 ――もう一段階、ステージが上がるような予感がしますね。 理香 肩の大きさやポージングなど、課題もあります。しかし、女子フィジークのカテゴリーで見ると、私はまだ中堅レベル。自己流だけでなく、改めてきちんと教わることで、発達しそうだと確信しています。まだまだ進化するでしょうね。今年は8月のジャパンオープンが初戦の予定です。減量も本格的にしなくてはいけないんですけど、大丈夫かな。 大智&東 理香さんの減量は誰も心配してません!(笑)。
取材・文:小笠拡子 撮影:西山稔夏 取材協力:レモンジム