マイナーチェンジしたカローラクロスはより安全で力強いぞ!コスパも抜群なのだ
カローラクロスがマイナーチェンジした。ハイブリッド車のアップデートが顕著で、お値段も控えめだ。 【写真11枚】奥行きは最大1,885mmで、後席の片側をたためば3人でのファミキャンに対応する積載量。トヨタ「カローラクロス」を写真で見る 編集・早坂と記者・櫻井がさっそく乗って、積んで、検証してみた!
カローラクロスの価格は?内装は?燃費はどう?
◆トヨタ/カローラクロス ¥2,184,000~2,900,000(ガソリン車) ¥2,760,000~3,459,000(ハイブリッド車) 問い合わせ先:トヨタ TEL:0800-700-7700 全長約4.5mの"カローラサイズ"SUV。写真の車両は上級グレードで、本文で触れているエントリーグレードとの違いは、外観だけでもライトの機能やバンパー周辺の仕上げなど、多岐にわたる。 ◆ソト遊び派にはうれしい改良がされた! 早坂:カローラシリーズは、今やセダン以外にもバリエーションが広がっています。 櫻井:うん。今回取材したカローラクロスは2021年に登場した、シリーズ初のSUV。昨年秋に改良され、ガソリン車はエンジンを1.8ℓから2ℓに拡大。ハイブリッド車もパワーユニットを刷新し、低燃費・高出力化を実現している。 早坂:エントリーモデルの「G“X”」は、2WDのガソリン車で218万4000円。内外装の加飾がシンプルになっていたりシート調整も手動ですが、それでもいいというシンプル志向のユーザーには魅力的~! 櫻井:一方、今回テストしたハイブリッド車は装備が充実した上級グレードの「Z」の2WDで、お値段は325万円。装備の差は快適性の向上につながるし、なによりもハイブリッドシステムの力強く滑らかな加速が気持ちよくて、約100万円の差は十分実感できる。 早坂:荷物をたくさん積む場合、パワーがあるに越したことはないし、乗り味が洗練されていると疲れを感じにくいわけで、買うならやっぱりハイブリッド車? 櫻井:好みの問題だけど、20世紀の終わりにトヨタが世界に先駆けて開発したハイブリッドシステムは、改良を続けることで非の打ちどころのない完成度に至っている。これを300万円台前半で味わえるところに、カローラクロスの価値があると思うよ。 早坂:なるほど~。しかもカローラクロスは、ソト遊び向きの設計が行き届いていますからね。荷室は奥行きに十分な余裕があり、リアゲートの角度も立ち気味なので開口部ぎりぎりまで荷物を高く積み込めます。 櫻井:取り回しも良くて、最小回転半径はわずか5.2m。車幅やボディーの先端を認識しやすい直線的なデザインは、道具箱的なSUVに通じるものがある。 早坂:さらに今回の改良では、安全技術も最新世代に進化。交差点の右折時、対向する直進車や右左折時の対向方向からの横断歩行者を検知する機能などが追加されて、安全をしっかりとサポートしてくれます。 櫻井:カローラシリーズは代々、誰もが満足できる大衆車として作られてきた。ソト遊びにもフィットするカローラクロスなら、なが~く付き合えるはず!