「倉科カナ」落ち込んだときのストレス解消法は“お酒”と“涙” 「床を叩くぐらい泣きます」
■私は私のオリジナルを築いていく ――今後目指していきたい姿、憧れの先輩などはいらっしゃいますか? 実は私にとっての「ロールモデル」っていなくて、私は私のオリジナルを築いていくんだろうな、と思っているんです。過去お芝居で高畑淳子さんやキムラ緑子さん、シルビアさんなど数々の大先輩とご一緒させていただき、毎回圧倒されているのですが、私がその方になれるかと言ったらそうではなくて。いろんな先輩方のいいところを少しずつ吸収できたらいいなと思っています。 心技体ともに役に入れる人になりたいし、柔軟性もあって、拒絶したり否定するのではなく、寛容に受け止められる人でありたいなと思っています。心だけで芝居しても体が追いつかなかったらダメだし、体だけで表現しても伝わらない。自分の思っているイメージを押し付けず、相手の芝居すらも包み込んで受け止めながら新しい形を見つけていきたいです。 ――心技体という意味では、落ち込んだときなどに、心の平穏を保つための自分だけのストレス解消法はありますか? お酒を飲んで、動画や映画を見て、号泣するんです。ストレスがたまっているときって、感情がふつふつとしているときなので、そのはけ口を作ってあげる感じですね。思いっきり、床を叩くぐらい泣きます。そうすると次の日はスッキリ目覚められますよ。ぜひ一度試してみてください(笑)。 (藤井みさ) ●倉科カナ(くらしな・かな) 1987年12月23日生まれ。熊本県出身。NHK連続テレビ小説『ウェルかめ』(2009年)で主演に抜擢。映画では、『3月のライオン』(2017年)、『あいあい傘』(2018年)、『三日月とネコ』(2024年)など。12月20日には『【推しの子】-The Final Act-』が公開予定。ドラマでは、NHK『正直不動産』シリーズ、テレビ東京『隣の男はよく食べる』、など。フジテレビ『サスティな!~こんなとこにもSDGs~』ではレギュラーMCを務めている。主演作として現在はLeminoにて『情事と事情』が配信中、来年1月5日からはNHK『TRUE COLORS』が放送される。
藤井みさ