センスありすぎ! オープンカーが主役のキャンプスタイル。僕たちの愛車紹介 ――VW カルマンギア カブリオレ
クルマ好きな若者たちの愛車を紹介するコーナー! 今回はアメ車や欧州車のカスタムカー、ビンテージカー、国産旧車カスタムカーなどが集まるイベント「Let’s Chill Out! 2024」で出会ったステキな「カルマンギア カブリオレ」を紹介。 【写真】コレは参考になる! カッコ良すぎるオープンカーキャンプスタイルがこちら(全21枚)
CAR #08|VolksWagen Karmann Ghia Cabriolet
■愛車: フォルクスワーゲン カルマンギア カブリオレ(1971) ■オーナー: モリケントさん ■このクルマを選んだ理由は? VW タイプ3を買う予定だったが、カルマンギアを偶然見つけて一目惚れしてしまったから ■乗りはじめてどれくらい? 3年程度 ■このクルマの好きなところは? リアのデザインとテールランプ。キャンプするために1930年フォードA型のヒッチキャリアを付けたこと ■このクルマに乗ってから苦労したところは? 旋回しにくく、切り返しが必要なこと ■これまでの車歴は? このクルマがはじめて。以前はホンダのシャドウ400(バイク)に乗っていた ■普段クルマを使ってどんな遊びをしている? 仕事の打ち合わせや日常使い、キャンプにドライブなど ■次に乗ってみたいクルマはなに? アメ車のヴァリアントかポルシェ356! フォードのサンダーバード、マスタングダッシュも興味あり
オープンカーが主役のキャンプスタイル?
■ホントはアメ車が欲しかった? もともとキャンプ好きだという、デザイナーのモリケントさん。いまのクルマに乗り始める前までは、最低限の道具でアウトドアを楽しむUL(ウルトラライト)キャンプを楽しんでいたが、都内に住んでいることもあり、クルマを持つ必要性は感じていなかったとのこと。 しかし、キャンプ場でクルマを使ってガレージのようなサイト設営をする人たちを見ているうちに、クルマに興味を持つようになったという。はじめはトヨタのランクルを買おうとしたが、自宅近くの駐車場の高さ制限に引っかかることを知り、次にステーションワゴンの購入を検討したそうだ。 それからいろいろとクルマ探しを続けていたある日、偶然VW「カルマンギア カブリオレ」を個人売買ショップで発見。その頃はアメ車などの大きなクルマが欲しかったが、実車を見て一目惚れしてしまったとのこと。 そもそも古いクルマが好きだったというモリケントさん。カルマンギアが持つポルシェのようなお尻と、品がある真っ赤なボディに魅了され、はじめてクルマを購入した。カルマンギア カブリオレは積載量が少ないので、トランクボックスとケージを外付けし、軽量・コンパクトなキャンプ道具を詰め込むスタイルを追求したという。今回のイベントでは愛車に似合うだろうと考え、台湾のアウトドアブランド「Soulwhat(ソウルワット)」のタープテントを初使用して「車庫スタイル」を表現したそうだ。クルマを主役に据えたレイアウトと、モリケントさんのコレクションである小物をうまく調和させ、独特の世界観を演出。通りがかった人たちから注目を集めていた。 その後モリケントさんからお話を訊いていた途中から雨が本降りになった。これにより、来場者の投票でカーショーアワードを決める式典そのものが、残念ながら中止されてしまった。しかし後日、レッツチルアウト公式Instagramの発表で、カルマンギアが見事「Best Of Shows2024」を受賞したことが明らかになった。 “オープンカーのスポーツタイプならではのキャンプ”という独自のスタイル確立を証明してみせたモリケントさん。次に欲しいクルマを訊いてみると、ヴァリアントかアメ車のフォードのサンダーバード、マスタングに興味があり、ポルシェ356も捨てがたい、とのことだった。一度見たら忘れない、クルマが主役のキャンプスタイル。たとえアメ車に乗り換えたとしても、モリケントさんは素晴らしいセンスを発揮してくれそうだ。
文=KURU KURA編集部