【ジャパンダートクラシック回顧】経験と能力の違い見せたフォーエバーヤング 坂井瑠星騎手「この馬の力を出せれば勝てると思っていました」
自分のリズムを崩さなかったミッキーファイト
春のユニコーンSでは後の東京ダービー勝ち馬ラムジェットの前に0.7秒差の3着という結果だったミッキーファイト。今回はレパードSを勝利して挑んだ一戦だった。 レースは道中中団を追走。向正面のペースが上がったところでも自分のリズムを崩さず、直線はただ一頭外から伸びてフォーエバーヤングに迫った。結果は1.1/4馬身差の2着だったが、後続には5馬身差をつけており、着実に力をつけていることを証明した。 3着サンライズジパングは、フォーエバーヤングに楽なレースはさせないという鞍上の気持ちが感じられるレース序盤だった。結果的に厳しいペースとなったが、ラムジェットに交わされることなく3着に粘り込んだ内容からも、力は発揮できたと言っていい。 サンライズジパングから1馬身遅れた4着ラムジェットは、レース中盤で自ら動いていったが、結果的に全体のペースも上がったことで苦しくなり、前を交わすほどの余力は残っていなかった。 ライタープロフィール 三木俊幸 編集者として競馬に携わった後、フリーランスとなる。現在はカメラマンとしてJRAや地方競馬など国内外の競馬場を飛び回りつつ、ライターとしても執筆している。
三木俊幸