「お金で人は幸せになれない」成功者の超本音 「1億円を拾うかどうか」がストレス化する日常
けんすう:たしかに、嫌々やっても成果が出づらいですよね。 ■「明日こそサボろう」と言って毎日続ける 箕輪:けんすうさんは、そういうときどうしてるんですか? けんすう:僕は、そもそも「やりたくない仕事」が9割ぐらいだと思っていて、毎日、記事を書くのも本当は面倒くさい。そこは「今日だけがんばる」っていうルールでやっています。「今日だけ記事を書いて、明日はサボろう」って思いながら毎日書いてる。 箕輪:「明日サボろう」と思ってるのに、実際、サボらないのはなんでですか? 僕だったら「明日サボろう」って思ったら、絶対、サボっちゃうけど。
けんすう:うーん、翌日もやりたくないんだけど、やっぱり「明日サボろう」って思って書いてますね。 箕輪:すごいですね。 けんすう:9割やりたくないことをやってるから、1割のすごくいいことがやってくるみたいな感覚があるかもしれない。 箕輪:なるほどね。「やりたいことしかやりたくない」って思ってる人も多いでしょうけど、僕からすると、「やりたいことだけやって幸せか?」っていう話です。今の僕は、毎日、サウナに入っておいしいご飯食べてっていう生活だけど、それしかないのも地獄っちゃ地獄なの。
けんすう:ああ~、さっき言ってた抑圧と解放の話ですか。おもしろいですね。でも、多くの人はやりたいことだけやって生きられるようになりたいと思ってるわけで。 箕輪:僕もすごいそうなりたいと思ってましたよ、貧乏時代は。あのころに戻りたいとは思わないけど、じゃあ、やりたいことしかスケジュールにないのが幸せかっていうと、そうでもないという、これは人類永遠の悩みです。 けんすう:じゃあ、人類は幸せになれないってことなのか……。やっぱり、ある程度の目標に向かって、充実感も楽しいこともあれば、つらいことも苦しいこともあるっていう状態じゃないと幸せを感じないんですかね。