「パラダイム Aiスモーク MAX D」をプロが試打! ロフト角の違いで弾道はどう変わったのか? 【ガチ試打計測・動画あり】
みんなのゴルフダイジェストのYouTubeでは、プロゴルファーの癸生川喜弘と小島慶太の二人による“ガチ”がコンセプトのシリーズ試打企画「みんゴルガチギアトラック」を公開中。2024年2月2日発売のキャロウェイ『パラダイム Aiスモーク MAX D』の性能などを検証した。 【動画】キャロウェイ『パラダイム Aiスモーク MAX D』のロフト違いでどう変わる?プロがガチ試打【トラックマン4&GCクワッド使用】
パラダイム Aiスモーク MAX D × TENSEI 50 for Callaway(S・45.5インチ)を試打
『パラダイム Aiスモーク MAX D』は、世界中から集めた25万のスウィングデータをインプットしたAI設計により、どのような打ち方であっても、スピンや打ち出し角などを即座に最適なものへと補正する“Aiスマートフェース”を搭載。これまで以上の飛距離と曲がりの少ない弾道を実現したという。ヘッドタイプの応じた4種類のドライバーがラインアップされているが、今回試打する『パラダイム Aiスモーク MAX Dドライバー』は、いわゆるドローバイアスのヘッドで、しっかりつかまったボールをシリーズ内でもっとも打ちやすいモデルとなっており、ヒールの下側やトウの上側でヒットしても、最新のテクノロジーが真っすぐに大きく飛ぶ弾道へと変換してくれるというのがメーカーのセールスポイントとなっている。今回の試打では、その“つかまり”具合を中心に検証していく。
試打担当の癸生川プロ(PGAトーナメントプレーヤー)が打感やインプレッションをコメントし、データ分析担当の小島プロ(PGAトーナメントプレーヤー&トラックマンマスター)が試打結果から得られた数値や弾道などから、性能や特徴に鋭く切り込んでいく。計測にはレーダー式のトラックマン4とカメラ式のGCクワッドの2機種を使用。レーダー式とカメラ式の2つの機器で同時に計測することで、お互いの長所と短所を補い、より正確なデータを得る“ガチ”試打を敢行。ボールにはプロV1、試打場所は実際のコース(今回も“アコーディア・ゴルフ 技術研究所”)で実施している。
癸生川プロのヘッドスピード帯(46m/s~47m/s)
いつものように10.5度のヘッドを試打した癸生川プロは「つかまった高い球ですね。これが『MAX D』の特徴ですよね。ボールが上がらないという人には、かなり楽だと思いますね」という。得られたデータとしては、0.8度左に打ち出し、8.8度左に傾いた弾道で、最終的にターゲットから16.8ヤード左に飛んだというものだ。 これをもとに小島プロが分析する。 「GCクワッドで見ると、クラブパスが0.5度インサイドアウトでフェースの向きが0.2度閉じています。つまりインパクトではフェースが0.7度しか閉じていなかったのですが、その割には、16.8ヤード左ですから、つかまっている割合は大きいと思います。『MAX D』の『D』、つまりドローバイアスということは充分に証明できると思う。それくらいつかまりとしては良いクラブだなと思います」
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