日本のプロ野球監督の年俸は高い?安い?メジャーの監督と比較すると意外な結果になった
東大卒の元ロッテ投手で、現桜美林大教授の小林至氏(56)が自身のYouTube「小林至のマネーボール」を更新。日本のプロ野球と大リーグ監督の年俸事情を明かした。 日本の場合、「プロ野球の監督は専任。監督業に専念することが前提」での球団との年俸交渉となるという。 2024年度のNPB12球団監督の平均年俸は9000万円台と言われる。 メジャーでは2023年にクレイグ・カウンセル監督が5年4000万ドル(約60億円)の史上最高額でカブスと契約したが、これは異例。 メジャーでは監督の年俸は1億円前後が相場。選手の平均年俸は8億円弱である。 選手の平均年俸と相対的に見れば、選手の平均年俸が1億円に届かない日本の監督の方が圧倒的に高年俸だ。 小林氏はこれには理由があると指摘した。 「やることは日本の監督の方が断然多い。役割が大きい」 メジャーの場合、近年は打順の決定や選手の昇格、降格さえもフロントの仕事で、監督は試合で高額サラリーの選手をやる気にさせ、チームを一つにまとめるのが主な仕事という。 日本の監督はグラウンドでの仕事が多い上、編成にも関わり、球団の“顔”という立場も担う。さらに元スター選手が多く、評論、講演活動や事業などで高収入を得ていた場合も多く、それを一度やめて監督に専念するため、年俸も上がる傾向があると説明した。