料理家・栗原はるみさんに学ぶ「心穏やかに日々を過ごすため」のキーワード
料理家・栗原はるみさんは、年齢を感じさせないほど元気。 毎日笑顔でいる秘訣は、健康的な食事と規則正しい生活……だけでなく、心の持ち方にもありました。 女性は年代によってさまざまな悩みを抱えるもの。心穏やかに日々を過ごすために、栗原さんが心がけてきたこととは? 【写真からレシピページにリンクします】「これってどうやって作るの?」料理家・栗原はるみのおいしそうな料理の数々
栗原はるみさんの撮影現場は、いつもほのぼの
栗原はるみさんといえば、自然な笑顔が印象的。 雑誌はもちろん、テレビの生出演でも、飾らない雰囲気が視聴者に伝わっていると思います。 栗原さんは本当にいつも穏やかで、撮影現場でも周りの人たちを和ませてくれるのです。 いろんな取材現場を経験してきたからこそこっそり言いますが、撮影中、なかなかひりつくシーンもあります。 料理は、タイミングの勝負。料理家やシェフ、カメラマンやスタッフとの関係にもよりますが、殺伐とした雰囲気になることだってあるんです。 コンプライアンスの意識が高まっていることもあり、最近でこそ怒号が飛び交うなんてことはありませんが、スタッフへの嫌味のひとつやふたつ、よくあることです。 が、栗原さんの撮影現場はといえば、これがもう、本当に平和です。 「フンフン♪」と鼻歌まじりに料理をし、ときには冗談を言ってみんなを笑わせる栗原さん。 あるときスタジオで、スタッフの不注意から、ガラスの器が割れてしまったことがありました。栗原さんがとても大切にしていたものです。 ガシャンという音にみんなハッとしましたが、そんなときでも栗原さんは眉一つ動かしませんでした。 「形のあるものはいつか壊れるもの。けがはない?」 割ってしまったスタッフを気遣い、優しい言葉をかける栗原さん。 仏のようなその姿に、つい聞いてしまいました。栗原さんは、怒ることはないんですか……? 「若い頃は怒ったりしたこともあったと思うけど、この年になるとないのよね。私、今、嫌なことって何ひとつないの」
何ごとにも寛容な心で
今回、雑誌『栗原はるみ』で、栗原さんに「心の元気」の秘訣についてインタビューしました。 栗原さん本人と、近くにいるスタッフとの会話の中から浮かび上がってきたのは「寛容」というキーワード。 栗原さんは、「何ごとにも寛容」でいることを心がけている……いや、心がけているといよりも、自然とそうしていると言ったほうがしっくりきます。 「だって、その時は一度しかないでしょう。ひとときでも私と一緒になった時間が、その人にとって楽しいと感じてもらえたら、私もうれしい」 ロケ中に街でファンの方に「栗原さん!」と声をかけられると、どんなときでも必ず笑顔でこたえます。 「私のことを知っている人がいるんだね~。ありがたいこと」