石田純一が退院 なぜ非難の声が目立ったのか
新型コロナウイルスに感染し入院していた石田純一が12日、無事退院したことがわかった。13日、自身のブログで公表した。石田は「報道各社及び読者、視聴者の皆様へ」と、直筆のメッセージの画像を添えて報告。今回、新型コロナウイルスによる肺炎に罹患したことで多くの人々に迷惑をかけるとともに不快な思いにさせてしまったとして謝罪。適切な治療と温かい看護のお陰で、無事退院できたという。
コロナ禍乗り越えようと呼びかける
石田は、「家に帰る私のこの第一歩は、世間的には取るに足らない小さな一歩でしかありません。しかし我が家にとっては、子供たちとまた人生を共にすることを許された大切な一歩です。そしてこうした無数の一歩がとてつもなく大きくなり、何らかの形で、近い将来このコロナ禍を鎮静させ克服することにつながっていくことを願わずにはいられません」と、退院の喜びとともにコロナ禍克服への願いについて心境を述べた。 くわえて、「新感染症とのたたかいは、今回限りではないでしょう。未知との奮闘はこのあと何度も続くと思われます。とはいえこの度のパンデミックに対し、叡智と共に不退転の勇気で立ち向かわれた方々の、献身と成果がすでに快挙です。尊敬と感謝で、我々の記憶に永くとどめおきたいと思います」と語り、「社会においては相当厳しい状況がまだ続きますが、みんなで心を寄せ合い 協力し合って何とか乗り越えたい、と決意を新たにしています」と呼びかけた。
一時は深刻な状態だったが軽率行動に非難の声
石田は4月10日に仕事のため沖縄へ出張。目的は、自身が2017年から那覇市内に開店した韓国料理店「J-CHAN 冷麺」の新型コロナにまつわる対応を検討するためだった。ところが同11日に仕事関係者とゴルフをともにしたところ、体調悪化を感じ同13日に東京へ戻った。翌14日には肺炎の傾向がみられたため入院し15日にPCR検査で陽性と診断された。石田は週一でレギュラー出演するラジオ番組による電話取材を受け、4月23日放送分では「そのときから一刻も猶予ないので、アビガンでいかないかというお話をいただき、1回2回は大量投与でした。呼吸とかも弱くなってきたので、猶予がないということで。おかげさまでアビガンが効いて、その後、悪くなることもなく、そんなに急激に劇的に回復はしてませんけど、ぜんぜん悪くなることなくなんとか小康状態、4日間で平熱ぐらいまできました」と、説明していた。 緊急事態宣言による外出自粛要請が出ている中、交通機関を利用して沖縄と東京を往復した行動の軽率さや、相手が仕事関係者とはいえ現地でもゴルフをしていてその際に体調不良を感じたこと、沖縄のホテルが営業を自粛せざるを得ない状況になってしまったことなどから、ネット上などで石田を非難する声は多かった。 (文:志和浩司)