日本製鉄、来年4月発足のステンレス事業部組織体制大枠決定
日本製鉄が日鉄ステンレスを統合し、2025年4月1日に発足するステンレス事業部の組織体制の大枠が決まった。 ステンレス技術部、ステンレス営業部の2部体制で、他に事業部付のステンレス企画室、ステンレス原料室、衣浦管理室を置く。ステンレス原料室はニッケル、クロムなどステンレス鋼固有の原料の調達を担う。 主要製造拠点では、日鉄ステンレスの山口製造所は山口製鉄所となり、八幡製造所は九州製鉄所厚板部に組み込まれ、鹿島製造所は東日本製鉄所ステンレス薄板部となる。山口製鉄所は総務部、安全環境防災部、生産技術部、品質管理部、工程業務部、ステンレス製鋼部、ステンレス薄板部、ステンレス棒線工場、鋼管部、設備部の10部・工場体制とする。 ステンレス鋼に関係する研究組織では、技術開発本部鉄鋼研究所にエネルギー材料研究部を設置する。日鉄ステンレスの研究センターは、技術開発本部山口技術研究部となる。