【紫苑S】芝に戻って本領発揮!巻き返し狙うクリスマスパレード陣営に聞く
紫苑S クリスマスパレード 伊藤祥徳調教助手 ――初ダート挑戦となった前走の関東オークスは9着でした。レース内容を振り返ってください。 伊藤助手(以下、伊):クリスマスパレードにとって可哀想な競馬になってしまいましたね。ダートでも走れそうな体型と見て初めて挑戦しましたが、全く合いませんでした。上手く砂を掴むことができず、滑って力が逃げてしまう感じの走りで、この子の良さを出せませんでした。 ――この中間の過ごし方を教えてください。 伊:前走後は放牧に出しました。前走のように滑って空回りする感じの走りの後は疲れが残るケースも多いので、しっかり休ませて疲れを取りました。フレッシュな状態で帰厩しています。 ――8/28(水)に行われた1週前追い切りの狙いと動きの評価をお願いします。 伊:3頭併せの2頭目のポジションから走らせました。前のリードホースを追いかける形で、後ろから速い馬がきたところをそれについていく、という狙いでしたが、前の馬を追いかけるときも力まず追走できていましたし、後ろから速いコラソンビートに交わされた後もよく食らいついて走れていました。長く良い脚を使っていましたし、良い負荷をかけられたと思います。 ――休養期間を挟んで馬の変化を感じるところは。 伊:今回の休み明けに限らず、放牧に出て帰ってくるごとに精神的に大人になってきています。前走は初めてのナイターでもパドックでよくガマンして歩けていましたし、今回もより子供っぽさが抜けてきました。 ――中山芝2000でデビュー勝ちを収めています。改めてこの舞台適性への見通しは。 伊:相性の良いコースだと思います。大人びてきたとはいえ、まだ神経質なところがある子なので、実績のあるコース条件からリスタートできるのはすごく良いと思います。 ――レースへ向けて意気込みをお願いします。 伊:前走は残念でしたが、芝の実績ある条件に戻れば力を発揮できると思います。経験を積みながら徐々に競馬を覚えてきていますし、ポテンシャルの高さを感じる子なので、秋華賞トライアルのここでも勝ち負けを期待しています。
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