【箱根駅伝】東大大学院ランナー・古川大晃、教授からの“力水”に感謝 渡した恩師は「ここまで来てくれて本当にうれしい」
◇第101回東京箱根間往復大学駅伝競走復路(3日、神奈川・箱根町芦ノ湖スタート~東京・千代田区大手町読売新聞社前ゴール=5区間109・6キロ) 【詳細データ】順位の変遷 オープン参加の関東学生連合で9区を走った29歳の東大大学院・古川大晃(博士4年)が、同大学院教授から給水を受けた。横浜駅前で給水ボトルを手渡した八田秀雄教授は、そのまま数十メートル並走。古川を見送り、最後は両手を3回突き上げて激励した。 同教授は今年で退官するといい、古川は「指導教官ではないけど、自分で頼みました。(八田教授は)熊本大学の学部生の頃から注目してくれた。『ここまで来てくれて本当にうれしい。古川を応援できてうれしい、ありがとう』と声を掛けてくれた」とうれしそうに振り返った。 恩師からの“力水”も受け取り、夢の箱根路を走り終えた古川は「高校の頃から憧れて出たいと思っていた。遠回りしたけど、強く望み続けた意地、執念が(出場を)導いてくれた」と感慨に浸っていた。
報知新聞社