<高校バスケ>福岡大附大濠・渡邉伶音、“一番悔しかった”昨年のウインターカップ。コーチが得点板を指して放った忘れられない言葉
「ウインターカップ優勝だけを見据えて頑張ってきた」
「その言葉のおかげで頑張れていると思います」と片峯ヘッドコーチからの言葉を振り返る渡邉選手。 雪辱を果たすために自らの課題を見つめ直し、そこからとくに“フィジカルの強化”に力を入れてきた。Bリーグでの経験も影響しているという。 渡邉:「Bリーグで(体の)当て方とかでだいぶ差が出てくるってのも学んだので、もちろんウエイトトレーニングの強さもですけど、体幹であったり当て方の部分で、圧倒できる部分っていうのはすごくあると自分でも気づいた。多少ディフェンスがいても強引に決めるっていうのは、もちろん全部(自分で)行くっていうようなそういう強引さではないですけど、大事な場面ではしっかり自分がやるって気持ちをもってやってます」 その成果はすでに表れており、初優勝を果たした今年の「U18日清食品トップリーグ2024」では、体格の大きい留学生の選手にマークされながらも決め切るシーンがみられた。 渡邉選手自身も、「留学生が吹っ飛んでいって自分が決めたっていう部分は、フィジカルの部分で留学生を圧倒できると、本当にチームとしても安心感もあるだろうし、自分の中では印象に残ってるかなと思います」と自信をもつ。 日清トップリーグ初優勝、そして11月のウインターカップ福岡県予選でもライバル福岡第一をくだして優勝した福岡大附大濠。 チームは好調、今大会でも優勝候補筆頭だが、昨年のウインターカップ決勝での悔しさから1年、渡邉選手は高校最後の大会に向けて謙虚に意気込んでいる。 渡邉:「ウインターカップで優勝、日本一。その景色だけを見据えてこの1年間頑張ってきた。試合の大事な場面で頼ってもらえる選手にウインターカップまでになって、ウインターカップでその姿を見せたいなと思います」