<高校バスケ>福岡大附大濠・渡邉伶音、“一番悔しかった”昨年のウインターカップ。コーチが得点板を指して放った忘れられない言葉
決勝の試合中、コーチが得点板を指さして言った言葉
12月23日(月)より開幕する、「SoftBank ウインターカップ2024」(令和6年度 第77回全国⾼等学校バスケットボール選⼿権⼤会)。 【映像】留学生選手を吹き飛ばす!福岡大附大濠・渡邉伶音選手の強さ 同大会で大活躍が期待される“高校BIG3”の選手のひとり、福岡大学附属大濠高校(福岡)の3年生・渡邉伶音(わたなべ・れおん)選手。 今年11月には高校生ながら日本代表に選出された渡邉選手だが、迎える高校最後の大会・ウインターカップにかける思いとは。 高校2年生で特別指定選手としてライジングゼファー福岡に加入しBリーグ参戦を果たし、今年11月には唯一高校生として日本代表に選ばれるなど輝かしい経歴をもつ渡邉選手。 身長206cm、豪快なダンクはもちろん様々なプレーを器用にこなし急成長を続けるが、飛躍のきっかけとなったのが、昨年のウインターカップで経験した“悔しさ”だった。 「一番悔しい負け方、悔しい終わり方をした」――。渡邉選手がそう振り返るのは、昨年のウインターカップ、4年ぶりの“バスケ王国”福岡対決となった福岡第一高校との決勝。 2年生エースとして出場した渡邉選手だったが、この決勝では徹底マークを受け、封じ込められてしまう。 渡邉:「準決勝までは、自分のプレーを相手が意外と思うようにやらせてくれたんですけど、(決勝では)強度がひとつ上がったようなディフェンスだったり、自分が何をするかっていうのがわかったら何もやらせてもらえないという、スカウティングされてしまったら何もやらせてもらえないっていうのを実感して。もっとプレーの質を上げつつ、もっと他のこともできるようにならなきゃいけないなっていうのは、本当にすごい感じました」 試合は63-53で福岡第一の勝利。福岡大附大濠は準優勝に終わった。 この試合中、渡邉選手は片峯聡太ヘッドコーチからある言葉をかけられたという。 渡邉:「(交代の時に)得点板を指さされて、『これがウチと相手の差だ』って。『この差を埋められるように、来年お前が軸となって頑張ろう』って話を言われて。本当にその時は悔しくて、その言葉が今でも自分の頭の中で残り続けていますし、自分がうまくいかない時とかはその言葉を思い出してます」