「ヨコさんはかっこいいから何でも似合いますね」巨人・井上が横川とアロハシャツでペアルック
巨人の井上温大投手(23)が10日(日本時間11日)、同じ左腕の横川凱投手(24)とともに来季は1年間ローテを守りきり、ハワイに“凱旋”することを誓った。現地に到着した左腕は着いたばかりにもかかわらず「また来たいですね。次もこういう経験をしたいです」。青く広がった海を眺めながら常夏の島を満喫した。 【写真】楽しそうにアロハシャツを試着する井上 結束力は強い。井上が「入団してきたころからずっとヨコさん(横川)の背中を見てきたので、追いつけ追い越せでやってきました」と話す通り、ともにファームで経験を積みながら切磋琢磨(せっさたくま)してきた。井上は今季8勝(5敗)と大きく飛躍したが、横川は3勝を挙げたものの1軍定着には至らず「もっと1年間投げてこれたら、この優勝旅行ももっと楽しめると思う。もちろん今も十分楽しいですけど自分が1年間、優勝に貢献して、次回来れるように頑張ります」。1年間ローテにそろい踏みで定着し、優勝することが新たな目標だ。 チャンスは目の前に転がっている。チームはソフトバンクから国内FA宣言をした石川の獲得を目指していたが、ロッテへの入団が決定。阿部監督は「家族を含めて最後は自分が決めたことだから。若い投手にはチャンスだよね」とFA右腕の決断を尊重するのと同時に若手の奮起を促した。メジャーに挑戦する菅野が挙げた15勝の穴埋めは必須。井上と横川のW左腕がその候補であることは間違いない。 初めての優勝旅行。到着後、まずは2人でアロハシャツを求めてショッピングし、ハイビスカスやサンタクロースがプリントされた色違いのアロハシャツをおそろいで購入した。「ヨコさんはかっこいいから何でも似合いますね」と先輩をほめちぎった井上は「今年はリーグ優勝はできたんですけど、日本一にはなれなかった。しっかり2ケタ勝利を達成して日本一になりたい」。来季は2人そろって先発ローテを支え、今年成し得なかった日本一の歓喜の輪に加わる。(水上 智恵)
報知新聞社