まだまだあった! 日本では流行っているけれど、おしゃれパリジェンヌが絶対にしないこと
日本では当たり前のように見かけるアイテムって実際パリではどうなの? パリ在住エディターが、リアルな視点で日本とパリの違いを解析。 【写真】「いま着たいトレンド」がここに集結。2024春夏パリコレクション ストリートスタイルを直送
1. 開運財布
【日本】財布はハイブランド→【パリジェンヌ】財布にこだわりなし! 日本では一粒万倍日や天赦日、寅の日など財布を購入したり使い始める日におすすめな吉日や、おすすめの開運カラーやサイズなどを発信するメディアが後を絶たず、財布に対しての意識が高いのが特徴。また、財布を定期的に買い換えたり、ハイブランドの財布を購入したりと、物価高にもかかわらず財布にはお金をかける文化。 一方「財布にお金をかけてもお金が増えるわけがない」と思っているのがパリジェンヌ。パリジェンヌは財布を定期的に買い替えたりすることはなく、お金をかけることもない。あまり知られていないブランドでも自分が「素敵!」と思ったブランドの財布をメンテナンスしながら長年使用するのがパリジェンヌスタイル。日本人が旅行や洋服よりも、財布にせっせとお金をかけるのが理解できないらしい。
2.厚底スニーカー
【日本】厚底スニーカー→【パリジェンヌ】クラシックスニーカー 厚底のいわゆるプラットフォームスニーカーは、20代を中心としてた若者を中心に盛り上がりを見せている。けれど、そんな厚底スニーカーもパリジェンヌにとっては無縁のアイテム。 厚底=カジュアルや子どもっぽい印象が強く、まさにパリジェンヌが求めるエレガンスさとは相容れないのか、彼女たちが愛用するスニーカーは「アディダス」の“ガゼル”や“サンバ”、「コンバース」の“オールスター”といったクラシックなシルエットのもの。
3.フリルブラウス
【日本】フリルブラウス→【パリジェンヌ】オフショルダーニット マーメイドスカートの他に日本人のファッションを象徴するアイテムといえば、フリルブラウス。首元や肩の部分、ビッグカラー、スリーブなどロマンティックでフェミニンなフリルがついたブラウスは日本人の好みにぴったり。控えめなフリルであれば、オフィススタイルに取り入れる人も多数。 “可愛らしさ”よりも“セクシー”を優先するパリジェンヌのお気に入りアイテムは、オフショルダーニット。洋服の装飾で飾り立てるよりも、自分の肌をアクセサリーにして勝負するのがパリジェンヌのテーゼ。デートでは、大胆に見せたデコルテから色香を放つスタイルが十八番。
4.トップスのレイヤード
【日本】トップスレイヤード→【パリジェンヌ】ニット一枚のみ 日本ではシャツの上にビスチェやベスト、ニットの下にセカンドスキントップス、シャツの下にニットなど、レイヤードスタイルを取り入れる人が多い。一つのアイテムでさまざまなスタイルが楽しめるという意味で“コスパ”を意識しがちな日本人らしいスタイルではあるが、レイヤードスタイルをしているパリジェンヌは滅多に見ない。 おしゃれなパリジェンヌたちはニット一枚のみ。一番よく見るのはシンプルなタンクトップ。そこにコートを羽織るのみというミニマルなスタイルに徹している。