2024年更新版 1台あれば何でもできる! 合理的で優れたステーションワゴン、今注目のモデル 10選
4. BMW 3シリーズ・ツーリング
長所:優れたドライビング・ダイナミクス。世界基準のパフォーマンスと経済性の融合。便利なガラスハッチ。 短所:高価に見え始めた。トランスミッションはそれほど器用ではない。Mスポーツサスペンションでは、乗り心地が不安定になることがある。 5シリーズの弟分である3シリーズ・ツーリングは、兄貴分の長所をそのままコンパクトなパッケージに凝縮したモデルである。待望のM3ツーリングも登場し、オールラウンダーとしての地位を確立した。 Mモデルに手が届かなくても、グレードを問わず多くの魅力が散りばめられている。軽快感、ドライバーとクルマの一体感、そして適度なサイズ感によって、どんなに曲がりくねった道路でも落ち着いて走り抜けることができる。 乗り心地は比較的硬めだが、全体のソリッド感と洗練性により長距離走行でも快適だ。インテリアの質感は高く、5人乗車時で500L(PHEVモデルは410L)のトランクを誇る。また、便利なガラスハッチ、多数の収納スペース、コンビニフックなども装備されている。 2022年の改良では、巨大な曲面スクリーンが採用された一方で、物理的なコントロール(操作系装置)がかなり廃止された。BMWの最新OSは完璧ではないが、少なくともロータリー・コントローラーは多くの操作を助けてくれる。
5. ジャガーXFスポーツブレーク
長所:高級感の割にお買い得。クラストップのハンドリング。しなやかな乗り心地。 短所:今どきPHEVの設定がない。後部座席が狭い。高価なオプション。 XFスポーツブレークは2021年初頭のマイナーチェンジで、インテリアの見直し、エンジンラインナップの縮小、そして値下げが行われ、魅力が大いに高まった。 ディーゼルの後輪駆動モデル「D200」は、英国では4万ポンド(約750万円)強で販売されている。これは、6万ポンド(約1120万円)台が当たり前となっている他の高級ステーションワゴンと比べると衝撃的な価格設定である。 排ガス規制の影響により、残念ながら6気筒エンジンは失われてしまった。しかし、クラス最高のハンドリングを誇ることは間違いない。ジャガーらしい重みのあるステアリングとレスポンスのおかげで、方向転換も華麗にこなしていく。 上級グレードにはFタイプと同じ最高出力300psの2.0Lガソリンエンジンと四輪駆動が採用され、季節や天候を問わず素晴らしい能力を発揮する。インテリアの質感とインフォテインメント・システムも、ジャガーブランドにふさわしいものだ。 XFスポーツブレークは、ジャガーの伝統的な価値観である「Space, Pace and Grace(広さ、速さ、優雅さ)」を十分に備えている。