第94回選抜高校野球 大分舞鶴など揮毫 大分南高書道部、開会式のプラカードに /大分
<センバツ> ◇「選手たち、後押ししたい」 第94回選抜高校野球大会(毎日新聞社、日本高校野球連盟主催)の出場校らが開会式などで使うプラカードの文字を、県立大分南高(大分市)の書道部が揮毫(きごう)した。担当したのは九州地区の九州国際大付、大島、大分舞鶴、前回大会準優勝の明豊。部員たちは「選手たちを後押ししたい」と思いを込めて筆を走らせた。 プラカードの文字の揮毫は、第80回大会の記念行事の一環として始まった。例年、「書の甲子園」と呼ばれる国際高校生選抜書展(毎日新聞社、毎日書道会主催)の団体の部の地区優勝校が担当している。今回は全国の地区優勝校10校が、出場32校と前回大会の優勝・準優勝校を加えた34校を分担して書き上げた。 大分舞鶴を担当した嶋田優萌さん(3年)は「線の太さ、強弱を意識し、かっこよさと温かさがこもるようにした。甲子園で全力で頑張ってほしい」とエール。九州国際大付を担当した池辺萌笑さん(同)は「力強く見えるよう文字を太くした。夢の甲子園を楽しんでほしい」と期待を込めた。 大島を担当した佐藤和夏さん(2年)は「選手たちが全力で戦う姿に応えるように一画一画を丁寧に、気持ちを込めて書いた。最大限の力を発揮してほしい」。明豊を担当した古庄若菜さん(同)は「選手たちが助け合って、勝ち上がっていく昨年の姿を思い浮かべて、文字に動きが出るように力強く書いた」と語った。【辻本知大】