人とAIエージェントをひもづけるDNA型識別子の開発キット提供開始
株式会社Nayutamは1月7日に、現実空間の人間と仮想空間のAIエージェントとをシームレスにひもづけるDNA型識別子「I.A.I gene code」の開発キットの提供を開始した。 【もっと写真を見る】
株式会社Nayutamは1月7日に、現実空間の人間と仮想空間のAIエージェントとをひもづけるDNA型識別子「I.A.I gene code」の開発キットの提供を開始した。 企業が業務効率化を目指す中でAIエージェントが注目される一方、自律型AIエージェントの普及に伴い、人とAIエージェントとの個別的なつながりが重要視されているという。人とAIエージェントをひもづける方法としては、DNAの塩基配列をAIエージェントの遺伝的識別子とする案があるが、人のDNAには遺伝情報など個人的な情報が含まれており、その利活用には医学的および倫理的な制約、高度なプライバシーの保護が求められる。 そこでNayutamは手のひらの生体データからAIエージェントのDNA型識別子を生成する新しい技術を開発したという。提供する開発キットの内容としては、スマートフォンのカメラで手のひらを撮影するだけで生体特徴を抽出し、AIエージェントの識別子をスマートフォン端末内で生成する。iOS版とAndroid版の2種類を提供し、最新のOSおよび開発環境に対応。開発キットの価格は各OS150万円(税別)で、ユーザー数に応じたソフトウェアライセンス料が必要とのこと。別途、識別システムの設計や開発も受託しているという。 文● ASCII