コメの品薄、いつ解消?「新米」収穫順調も価格は上昇 “コメ離れ”懸念も…
まずはスーパー。4社に聞いたところ、5キロの販売価格は、すべての店で去年より値上がりし、2倍に高騰したところもありました。さらに、茨城県の道の駅でも去年より4割ほど高い、約3500円。都内のおコメ専門店では、千葉県産の新米が5キロ、2800円でしたが、これも去年より900円アップしていました。 また「品薄が落ち着くのはいつ?」との質問には、「10月中旬まで続く」「9月半ばには落ち着く」とバラツキもみられました。 ◇ こうしたなか、4日には農林水産省で生産者や卸売業者も参加した会議が開かれました。コメの品薄解消へ向けて、新米の流通が円滑に行われるよう、各分野で連携する必要性を確認。また、価格の高騰に関しては、生産者側からは「生産コストの上昇に見合った適正価格に近づいている」との声が上がった一方、卸売業者からは「このまま高値が続くとコメ離れを招く」と懸念する意見も出ました。 出席した卸売業者からは… 木徳神糧 米穀事業本部 今野稔副本部長 「それ(高値)がずっとひとり歩きしてしまえば、消費者が買える価格ではなくなってしまうので、もう少し下がった価格でないと(買い切れない)」 会議では今後、新米の流通が本格化すれば、品薄も価格高騰も徐々に落ち着いてくるとの見通しも示されました。