コメの品薄、いつ解消?「新米」収穫順調も価格は上昇 “コメ離れ”懸念も…
コメの品薄が続くなか、このスーパーでは新たな策に打って出ました。 マルヤス運営会社 共同代表・松井隆さん 「今年の出来はどうですか?」 佐藤ファーム 佐藤雄樹代表取締役 「今年、秋田はいいと思います」 話し合いの相手は、農家直送でコメを販売する会社です。品薄のなか、なんとか新米を確保しようと、農家により近い新たな仕入れ先と契約したのです。 マルヤス運営会社 共同代表・松井隆さん 「安定供給というのはこれから大事」 新米に寄せる、品薄解消の期待。 ◇ そんな新米の収穫が続く、コメの産地を訪ねました。千葉県の農業法人では、8月から新米の収穫を開始しています。 栄営農組合・代表理事 伊藤秀雄さん 「今だいたい3分の2程度、収穫が終了したところ。(収穫量は)例年並みかな」 今のところ、高温や台風による収穫への大きな影響はみられないといいます。
取引のある小売店からはこんな連絡も… 栄営農組合代表理事 伊藤秀雄さん 「『売るコメがねぇ』って、『急いで持ってきてくれ』って言われて、今日積んでいったよ。新米だよ」 高まる新米のニーズ。JAの倉庫に行ってみると… JAちばみどり営農センターそうさ 佐藤安彦次長 「こちらが令和6年産の新米になってます」 約1500トン収容できる倉庫は、9月中にはいっぱいになる見通しだといいます。今年は、こんな変化も…
JAちばみどり販売部 姥山正勝次長 「何年も前にお付き合いした業者から、“おコメ不足”と言われてる中で『少しでもないかな?』とお声掛けをいただいて」 コメを仕入れたい業者からの問い合わせが相次いだといいます。出荷が本格化している新米。その価格にも変化が… JAちばみどり販売部 姥山正勝次長 「買い上げ単価が今は高いので」 ◇ では、実際に流通し始めた新米の価格は? 関東のスーパーや道の駅を取材しました。