ニュースでよく見る「バーチャルリアリティ」ってどんなもの?
でも、お高いのでしょう?
夢のような仮想世界を自分のものとして楽しんでみるためには、いくらくらいの費用が必要でしょうか? ものによって変わってきますが、1000円程度から体験できるようになっています。 2016年4月現在、ニュースでよく目にするVRデバイスがいくつかあります。フェイスブックが買収したOculus VRが提供する「オキュラス リフト」、ソニー・コンピューター・エンターテインメント(SCE)の「プレイステーションVR」、冒頭で紹介したサムスンの「Gear VR」、段ボールで組み立てる簡易デバイス「ハコスコ」「Google カードボード」といったところでしょう。 これらのVRデバイスは、(1)パソコン接続型、(2)ゲーム機接続型、(3)モバイル型という、3つの種類に大きく分けられます。 ・パソコン接続型 パソコンにつないで楽しむデバイスとして最も有名なのは「オキュラス リフト」です。高いグラフィック処理性能が求められることから、快適にコンテンツを楽しむためには、20万円級のパソコンが必要とされています。ゴーグルの価格は、日本で入手した場合、送料込みで9万4600円。合わせて30万円前後が必要です。パソコン本体とゴーグルは、有線でつなぎます。位置トラッキング機能といって、仮想現実の世界のなかを自由に歩きまわれるほか、コントローラーで仮想現実のなかの物を握ったり、ゲームでは銃や刀の代わりに使ったりできます。
・ゲーム機接続型 ゲーム機「プレイステーション 4」と接続するデバイスが「プレイステーションVR」です。こちらも本体とは有線で接続するタイプです。すでに広く普及しているゲーム機ですので、本体を所有しているユーザーは、「プレイステーションVR」を購入するだけで済むので、比較的安価に体験できるでしょう。「プレイステーションVR」の価格は44980円。ゲーム機本体と合計で8万円。こちらも位置トラッキングやコントローラーに対応しています。加えて「プレイステーションVR」をパソコンに接続して使えるようにする計画があると報道されています。