センバツ2024 京都国際 全身全霊「行くぞっ!」 初の甲子園練習 /京都
センバツに出場する京都国際が14日、阪神甲子園球場(兵庫県西宮市)での練習に臨んだ。今回が春夏通算4回目の出場だが、甲子園練習は新型コロナウイルス禍で中止が続いたため初体験。春の日差しが降り注ぐ中、ベンチ入りする選手など約30人が、内野の土と外野の芝の上で白球を追いかけた。 【写真で見る歓喜の瞬間】歴代のセンバツ覇者たち 中崎琉生主将(2年)が「さあ、行くぞ」と号令をかけ、三塁側ベンチ前に整列した選手たちがグラウンドに飛び出し、午前10時半に練習開始。選考委員会でも評価されたきびきびとして動きで、守備や打撃の練習を一通りこなし、持ち時間の30分はすぐに過ぎた。 マウンドの感触を入念に確認しながら直球、変化球を投げ込んだ左腕エースの中崎主将は「投げやすかった。ストライクゾーンをいっぱいに使って投げ分けられた」と手応えを感じた様子。小牧憲継監督は「ボールの見え方、打球の弾み方などがわかり、本番で落ち着いて試合ができる。いい時間だった」と笑みをうかべた。 大会は18日に開幕し、京都国際は第4日第3試合(21日午後2時開始予定)の1回戦で青森山田(青森)と対戦する。【矢倉健次】 〔京都版〕