豊橋で自動運転バスがまちなか周遊
公共交通維持へ市が13日から実証実験
愛知県豊橋市は、まちなかを周遊する自動運転バスの実証実験を独自に始める。13日から22日。体験乗車するモニターを募集している。 運転士不足などの課題を解決し、公共交通の維持確保を目指す。今回の実験では市民への周知とともに、安全性を検証し、地域社会に理解を得る。 車両は「オーブテック」(エストニア)の「MiCa」。三重県多気町の商業リゾート施設「VISON(ヴィソン)」敷地内などで運行されている。 定員はオペレーターを除いて7人で、時速20㌔未満で走行する。ハンドルや運転席はない。今回の実験では路上駐車の回避や非常時は同乗するオペレーターがコントローラーで操作する。これは自動運転のレベル2に当たる。 こども未来館「ここにこ」から、豊橋駅前、まちなか図書館、神明町、呉服町、新本町を周回する。1周約3㌔で、約30分。 期間中は午前と午後各3便を運行する。事前予約席が4席、当日自由席が3席。「ここにこ」到着時は全員が下車する。予約なしでも乗車できるが、満車時は次に案内されるか、断る場合がある。無料。 詳しい運行ダイヤや予約は市のホームページから。
東愛知新聞社