【NBA】ブラッドリー・ビールらが先発落ちと報道 サンズの変更はジミー・バトラーのトレードにどう影響するか?
フェニックス・サンズは優勝を期待されて2024-2025シーズンに臨んだ。だが、まだその目標に近づけていない。だからこそ、大きな変更に踏み切ろうとしている。 【動画あり】アンソニー・エドワーズが3P10本成功の自己最多53得点! NBAインサイダーのクリス・ヘインズ記者によると、サンズはブラッドリー・ビールとユスフ・ヌルキッチをベンチスタートにし、代わりに新人ライアン・ダンとメイソン・プラムリーをスターティングラインナップに含めるという。 サンズは1月4日(日本時間5日)のインディアナ・ペイサーズ戦で敗北。ここ8試合で7つ目の黒星となり、15勝18敗という成績だ。ヘインズ記者はロッカールーム内の「緊張」を伝えている。 この変更は機能するのだろうか。そしてサンズにおけるビールの今後に何を意味するのか?
サンズのブラッドリー・ビールとユスフ・ヌルキッチがベンチスタートへ
サンズには改善のための手が多く残されていない。すでにヘッドコーチを代えた。セカンドエプロンチームであることから、ロスター編成は行き詰まっている。最後に残された手段が、スターティングラインナップの変更だったのだ。 ビールが好選手であることは変わらない。だが、サンズにおける役割はあまり大きくない。今季は平均17.8得点、3ポイントショット成功率39.2%とまずまずの成績だ。しかし、守備はかなり低下した。そしてサンズの守備はリーグ23位だ。また、ビールはファシリテイターとしての役割を引き受けようとするなど、キャリアのこの段階であまりに多くのことをやろうとしすぎて行き詰っている。 ダンはビール以上の選手ではない。だが、彼はスターターたちとよりうまくフィットする。出だしはショットがひどく、3P成功率は30.2%という数字だ。しかし、守備ではいつも極めて高いインテンシティーを出す。ユーセージ率が低いロールプレイヤーのタイプで、ケビン・デュラントとデビン・ブッカーを高めることができる。 ビール、ブッカー、デュラントのビッグスリーが注目されたサンズだが、デュラントとブッカーのプレイはビールがいる時よりもいない時の方が良い。それだけに、今回の変更は試す価値がある。 一方、ヌルキッチはビールより悪かった。平均8.8得点は2年目以降で最少の数字だ。フィールドゴール成功率45.2%も同様である。今季は3Pにレンジを広げようとしたが、成功率は30.4%にとどまっている。そしてリムでのフィニッシュが良くない。スターターレベルのプレイではなかった。問題は、彼に続く選手がサンズにいないことだ。 プラムリーは10年前に役立つベテランとして活躍するようになった。だが、現在は34歳。どのチームでも先発出場するはずがない。サンズのように高みを目指すチームならなおさらだ。 ヌルキッチが出場している時のサンズは、相手を100ポゼッションあたり4.7点下回っている。何かを試さなければいけないと感じたのかもしれない。だがおそらく、この変更は機能しないだろう。