黒崎播磨 耐火物リサイクル強化 技術課題克服へ
黒崎播磨は耐火物のリサイクルを強化する。自社製造拠点内のリターンスクラップや製鉄所など需要家で発生する使用済み耐火物の回収、利用拡大を進めている。使用済み耐火物をリサイクル利用する場合、不純物が入り込み、製品機能が低下する傾向があるが、機能を落とさず再生品を活用するための技術課題を克服することにより、現状12%程度のリサイクル率を当面「2割にしたい」(江川和宏社長)考え。省エネ、省資源につながる再生利用拡大により、持続可能性を高め、社会全体の低・脱炭素化、循環型社会の構築に貢献する。