18歳の坂本怜 ヨネックスと総合契約締結「仕事としてやっているという自覚を持って」新シーズンへ<男子テニス>
坂本 怜 選手 ヨネックス 総合契約発表会
男子テニスで世界ランク413位の坂本怜がヨネックス(YONEX)とラケット、シューズ等を含む総合契約を締結。9日には都内で「坂本 怜 選手 ヨネックス 総合契約発表会」が行われた。 【 錦織圭が期待、坂本怜に「可能性」】 18歳の坂本は今季、1月の全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード、グランドスラム)ジュニアのシングルスで優勝。9月には全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード、グランドスラム)ジュニアのダブルスも制した。 その後プロに転向した坂本は、先月から今月にかけて行われた四日市チャレンジャー(日本/四日市、ハード、ATPチャレンジャー)で、日本人選手としては錦織に次ぐ史上2番目の若さでATPチャレンジャー大会の優勝者となり今季を終えた。 その坂本は、前日の8日、エキシビションマッチ「ドリームテニスARIAKE」にダニエル太郎や錦織圭、車いすテニスの小田凱人、国枝慎吾らとともに参戦。シーズン終了後も忙しないオフシーズンを過ごすプロ1年目となった。 8歳のころからヨネックスのテニスラケット「Eゾーン」を使用している坂本は今回の総合契約について「チーム・ヨネックス様から最高のサポートをして頂いているので、それに応えるような気持ちで、世界一、グランドスラム優勝を目指して頑張っていきます。契約を結ばせていただけることは凄く光栄で、結果やプレーで恩返しできるような選手になっていきたいです。今シーズンはこうなるとは予想していなくて、想像自体も特にしてはいないです。でも、自分だったり周りの人の想像は上回るシーズンだったかなと思います」とコメント。 続けて「プロとしての活動はもう始まっていて、次は新シーズンということになるんですけど、仕事としてやっているという自覚をもって、選手としても成長して人としても大人になっていきたいと思います」と思いを語った。 また、ヨネックス代表取締役社長アリサ・ヨネヤマは「プロとしても世界で活躍し、ナンバー1になれる選手だと期待しています。ヨネックスとともに一緒に、日本から世界へと坂本選手と戦っていきたいと思っているので、頑張りましょう」と語り、坂本に大きな期待を寄せた。