エ軍と3年95億円合意の菊池雄星、12球団による大争奪戦だった 代理人明かす「雄星が『自分に一番合っている』と言った」
エンゼルスと3年6300万ドル(約94億5000万円)で合意した菊池雄星投手の代理人を務めるスコット・ボラス氏が11日(日本時間12日)、ダラスで開催されているウインターミーティングの会場で取材に応じ、同投手に対して12球団からオファーがあったことを明かした。 ワールドシリーズ終了後にアストロズからFAになった菊池はわずか2週間でエンゼルスと合意。ボラス氏は早期決着の理由を「たくさんの需要があった。彼にはクオリファイングオファー(FA選手に関する補償制度)が出なかった。ドラフト指名権を失いたくない球団が早い段階で彼を欲しがった」と説明した。条件を提示した球団数が12だったことを明かし、「プレーしたいチームを選ぶことができた。雄星が『自分に一番合っている』と言った」と話した。 今季がメジャー6年目だった菊池はブルージェイズとアストロズでプレーし、自己最多タイの32先発、9勝10敗、防御率4・05。175回2/3と206奪三振はいずれも自己最多だった。特に7月に移籍したアストロズでは10先発で5勝1敗、防御率2・70と安定した投球を披露し、メジャー各球団の評価を上げた。メジャー通算成績は166登板(154先発)、41勝47敗、防御率4・57。