リニア工事の発生残土置き場 条件付きで「現時点では妥当」 静岡市の協議会
リニア工事による環境への影響を議論する静岡市の協議会で、市は発生土置き場のJR東海の設計について、条件付きで「現時点では妥当」とする評価案を示しました。 18日行われた協議会では、リニア工事で発生する残土置き場の候補地「ツバクロ」の盛り土の安定性について議論されました。 静岡市は地震を想定したJR東海の設計について、法令の基準より厳しい条件で適合性を確認しているため「現時点では妥当」とする評価案を示しました。 委員からは補強材の維持管理など、さらなる検討が必要という意見も出たため、結論は次回に持ち越されることになりました。 ●静岡市 難波喬司市長: 「どういった基準でどの程度の安全性を確保すればいいのかについては、行政としての判断が必要だと思っているので、いよいよ大体そこまで進んできたと思う」 静岡市はJR東海に対してリスク低減のため、他の安全な場所にも発生土置き場を確保することも求めました。