「萌えキャラ」ポスターは女性蔑視?何が問題だったのか
「誰に対しても不快に思われない選択をするというのは難しいが、最大公約数を見つけることはできる。男性・女性、障害者、性的少数者というような多様な意見を取り入れることを日頃から意識していると、こうした問題は避けることができる。一方で、フェミニズム的観点から批判をする側も、多様な価値観の存在を念頭に物事を幅広く多面的に捉えた上で、冷静に自分たちの主張を論理展開する姿勢が望まれる」 ◆佐倉智美さん ジェンダー&セクシャリティライター、甲南大学非常勤講師。トランスジェンダーの立場から社会問題や少数者の人権について執筆・講演を行っている。アニメなどのポピュラーカルチャーにも詳しく、ジェンダーやセクシャリティの観点からの論評も行っている。 (中野宏一/THE EAST TIMES)