【鈴鹿8耐】全46台によるレースが開始。37号車BMWワークスがホールショットを奪取
7月21日、三重県の鈴鹿サーキットで『2024 FIM世界耐久選手権(EWC)”コカ·コーラ” 鈴鹿8時間耐久ロードレース 第45回大会』の決勝日を迎え、11時30分に8時間耐久レースの火蓋が切って落とされた。 FIM世界耐久選手権の第3戦となる鈴鹿8耐には全46台がエントリー。決勝前には最終確認の場となる45分間のウォームアップ走行と、ピットウォークが行われた。鈴鹿サーキットは朝から晴れ渡り、スタート時には気温33度と、『鈴鹿の夏』らしい決勝日となった。 決勝レースは予定通り11時30分に、全車46名のスタートライダーが耐久レースの名物であるル・マン式スタートでマシンに駆け寄り幕を開けた。いち早くマシンにまたがり飛び出してホールショットを奪ったのは、BMW MOTORRAD WORLD ENDURANCE TEAM のマーカス・ライターベルガー。そこにニッコロ・カネパ(YART - YAMAHA)、高橋巧(Team HRC with Japan Post)と続いていく。 ライターベルガーとカネパは2台で早々に抜け出し、1周目の最後の日立Astemoシケインにてカネパがパス、YART – YAMAHAが1周目をトップでクリアする。やや遅れて高橋と國井勇輝(SDG Team HARC-PRO. Honda)、渥美心(Yoshimura SERT Motul)と続く。DUCATI Team KAGAYAMAの水野涼はスタートでやや出遅れ、7番手で1周目を通過。 3周目の1コーナーで高橋がライターベルガーをパスして2番手に上がり、カネパを追い始める。さらに國井と5番手まで順位を上げていた水野もBMWを抜いていく。S字コーナーの出口で岩戸亮介(Kawasaki Plaza Racing Team)がクラッシュ、決勝レースで最初の転倒者となった。 4周目のストレートで、水野が國井をパス。これにより3番手にまで順位を回復し、5周目にはYART – YAMAHA、Team HRC with Japan Post、DUCATI Team KAGAYAMAの3台がトップ集団を形成し、ここから激しいトップ争いが始まった。 [オートスポーツweb 2024年07月21日]