兵庫県知事選「情報源確かでないもの信用して」取材記者が分析 支持拡大要因は「斎藤氏のアイドル化」【newsおかえり】
ABC系夕方の情報番組「newsおかえり」が20日、兵庫県知事選の裏側について特集した。 【写真】当選後、初登庁の日にも多くの支援者が 肩車で写真撮ってる人も 斎藤元彦氏が出直し選挙で再選を果たした。選挙戦を取材した神戸支局の女性記者が、斎藤氏の支持拡大の軌跡を分析した。 ポイントを2つ指摘。その1つに「斎藤氏のアイドル化」を挙げた。「会いに行ける候補者」として「17日間で、街頭演説に来る層がどんどん変わっていった。高齢者から女性、最終的には若者が多いように感じた」と話した。 公平性の観点からテレビなどの報道が減り、「みなさん、ネットからしか情報を知り得ないというところで、(支持者が)全国各地からやってきた印象」とサインを求めたり、名前が書かれたうちわをかざす様子を放映した。 1日に5、6カ所まわる街頭演説にすべてついていく、追っかけがいたことも伝え「まさにアイドル化といえた」と紐解いた。 ポイントの2つめには「SNSの効果発揮」を挙げ、「みなさんに『何を見て、演説に来たんですか?』と聞いたら、『ネットを見て来た』と。じゃあ、『ネットの何を見て来たんですか?』とさらに聞くと『それまでは分かりません。ただ流れてきたんで、それを見て来ました』みたいなことを言ってる有権者の方が多かった」とコメント。「情報源が確かではないものを信用してここに来ているんだなと感じた」と伝えた。 SNSの発信などをするデジタルボランティアを含めた「ボランティアの6割が主婦」とし、「これまで選挙にまったく興味がなかった。初めて投票に行くんだという人が多くて」と印象を語った。 「newsおかえり」はXのトレンドワードに入り、注目の高さを伺わせた。