親の介護が必要になりました。会社を辞めるかどうか悩んでいます。働きながら介護はできますか?
まとめ
明治安田総合研究所 「仕事と介護の両立と介護離職」に関する調査によると、転職先でも正社員として働いている人は、男性は3人に1人、女性は5人に1人です。転職後の年収についても半分程度に減ってしまいます。 家族に介護者がいない宮内さんにとり、働き盛りの50代後半での離職・転職は苦渋の決断です。 宮内さんは介護離職するメリット・デメリットや将来の生活設計を真剣に考えました。介護が終わったあとも長い生活や自分の介護を考えると離職して収入が減るのは不安です。また、素人が介護に専念するのは身体的にもキツイと考えました。また、離職し社会との接点がなくなってしまうのは孤独感や焦燥感を覚えるのではないか不安です。 このようなことを考えると、介護のために離職するのは得策ではないと考えました。介護保険などさまざまな介護支援制度を活用や会社の上司や同僚に協力を得て、介護をしながら仕事を続ける決意をしました。 幸い会社の上司や同僚も応援してくれるといってくれています。50代後半の介護離職は会社にとっても大きな損失なので、会社もテレワークの活用などを検討してくれています。 出典 総務省統計局 令和4年就業構造基本調査 厚生労働省 2022(令和4)年 国民生活基礎調査の概況 厚生労働省 介護保険制度について(40歳になられた方へ) 厚生労働省 そのときのために、知っておこう。介護休業制度 仕事と介護の両立支援制度 明治安田総合研究所 「仕事と介護の両立と介護離職」に関する調査 執筆者:新美昌也 ファイナンシャル・プランナー。
ファイナンシャルフィールド編集部