お年玉の予算額、平均2万4775円 現金手渡しが9割 ネット調査
調査会社インテージ(東京)は26日、お年玉に関する調査結果を公表した。予算総額は平均2万4775円で、前年調査(2万5099円)より324円減り、2年連続増加とはならなかった。 【芸能人も】過去に行われた抽選会の様子 調査は11月22~25日、15~79歳の男女5000人にインターネットで実施した。 お年玉をあげる予定が「ある」と答えた割合は18歳以上の46・6%。1人当たりの予算金額を年代別に見ると、小学校高学年は「4001~5000円」が35・7%と最も多く、中学生も同額が50・5%を占めた。高校生は「9001~1万円」が46・6%だった。 小学校低学年は「2001~3000円」が33・2%、小学生未満は「1~1000円」が43・7%で、それぞれ最多だった。 お年玉の渡し方は、「現金手渡し」が9割以上だった。一方、20歳以下でお年玉をもらう予定の人(233人)に「お年玉をスマートフォンのキャッシュレス決済でもらいたいか」と聞いたところ、「はい」が30・5%に上った。 お年玉を渡す側(2101人)に、キャッシュレス決済を使わない理由を聞いたところ、「現金の方がもらったという実感がわく」(41・5%)、「現金の方がありがたみが伝わる」(39・8%)との回答が目立った。担当者は「物価高で生活が圧迫される中、お金を出す側の心情もくんでほしいという思いもあるのでは」としている。【佐久間一輝】