“初代タイガーマスクの次女”タイガー・プリンセスがデビュー戦で負傷し緊急搬送
5日、東京都・後楽園ホールにて『初代タイガーマスク ストロングスタイルプロレス Vol.32~力道山先生ご生誕100年感謝興行~』が開催。“初代タイガーマスクの次女”タイガー・プリンセスがデビュー戦で負傷し緊急搬送された。 男子団体としての歴史を刻み続けてきたストロングスタイルプロレス(SSPW)だが、2020年3月に団体15周年記念イヤーの新たな試みとして団体初の女子プロレスマッチを実施。これが好評を得たこともあり、2021年8月にはジャガー横田を擁するディアナと協力体制を築いたことを発表。 ジャガーは女子の試合のマッチメイク等を行う相談役に就任し、2021年7月には初代タイガーマスク&ジャガー横田が育てた“女子版タイガーマスク”タイガー・クイーンがデビューするなど路線変更を行っていった。 男女の試合比率が1:1になるほどに定着したジャガープロデュースの女子マッチであったが、今年10月に行われた記者会見で“過激な仕掛け人”新間寿会長がジャガーに暴言を吐いたことで事態は急転。ジャガーが相談役を退任したことで女子の試合のマッチアップが暗礁に乗り上げてしまった。 そんな中、SSPWは新たな“女子タイガーマスク”タイガー・プリンセスのデビューという切り札を解禁。 クイーンに続く次女タイガーが降臨することとなったが、「まずリング上のファイトを見ていただきたい」という理由で名前と写真以外の情報をシャットアウト。クイーンとプリンセスという名前だが親子ではなく、姉妹である可能性は否定されていない。 プリンセスのデビュー戦では、姉タイガーであるクイーンとタッグを結成。ジャガー横田&藪下めぐみの持つSSPW認定女子タッグ王座に挑戦することになった。
試合序盤から軽快なステップを踏みながらローキック、ミドルキック、ローリング・ソバットと連撃していくプリンセスだったが、ジャガーのコブラツイストに捕まって苦戦。起死回生を狙ってブーメラン・アタックを放つも、フォームが崩れて左腕に全体重がかかる形で着地。これで戦闘不能となったプリンセスはドクターチェックが入って戦線離脱。 クイーンが孤軍奮闘し、2人を相手に大立ち回りを展開。ジャガーのイス攻撃や薮下の黒帯攻撃といったラフファイトにも怯まず立ち向かい、必殺のムーンライト・コースター(※変形ムーンサルト・プレス)を放つもジャガーにかわされて自爆。 クイーンはそれでも諦めずにジャーマン・スープレックスを狙うが、ジャガーがカサドーラで切り返して3カウント。プリンセスが戦線復帰することは叶わぬまま決着が付いた。
試合後、失意のクイーンはノーコメントで会場を後に。プリンセスは大会終了後に救急隊によって搬送されていった。 その後に平井代表が語ったところによれば、左肩の脱臼や左前腕の骨折の疑いがあるとのこと。輝かしいデビューを飾ることは出来なかったが、不屈の精神でプリンセスが復活してくることを願いたい。
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