【クイーンS】大ベテランの教えを胸にモリアーナが若武者とタイトル奪取へ!
クイーンS モリアーナ 武藤雅騎手 ――モリアーナは7/17(水)に札幌競馬場ヘ移動して7/20(土)には札幌ダートで1週前追い切りを行いました。中間の調整で気を付けていたところは。 武藤雅騎手(以下、雅):モリアーナは気持ちの強い馬で行きたがるところがあるので、上手くリラックスして走れるように気持ちを抜いてあげながら、しっかりとフォームを作る調整を進めてきました。 ――7/24(水)に行われた最終追い切りの狙いと動きの評価をお願いします。 雅:折り合い重視で乗りましたが、落ち着きがあって収まりも良く走れていました。重賞挑戦なので軽過ぎず、かと言って過度な負荷をかけないように気を付けましたが、ちょうど良いさじ加減の追い切りができたと思います。 ――前走のヴィクトリアマイルの調教にも騎乗されていましたが、そのときと状態を比較していかがですか。 雅:G1挑戦のときの良い状態をキープできていると思います。 ――2歳時にコスモス賞で勝利をあげています。改めて札幌芝1800mとい舞台適性への見通しは。 雅:もちろん問題ないと思っています。2歳の頃から完成度が高い馬ですが、ここまで横山典弘さんが競馬を教えてくださったことで更に成長していますし、今回も楽しみです。 ――横山典弘騎手から学ぶことも。 雅:大ベテランジョッキーで、尊敬している方ですからね。僕がモリアーナの調教に乗ったときも「どうだ?」という感じで声をかけてくださって、コミュニケーションを取りながら調整についてアドバイスをしてくださいます。普段のレースについてもいろいろ詳しく教えてくださるので、あとは僕自身がノリさんの教えをレースで上手く生かせれば、と思います。 ――昨年のニュージーランドトロフィー以来となるコンビ復活です。レースへ向けて意気込みをお願いします。 雅:またこういう大きな舞台で乗せてくださることに、感謝の気持ちでいっぱいです。競馬で乗るのは久し振りですが、調教でたくさん乗ってモリアーナの強さ、持ち味は僕が一番感じています。モリアーナの能力を発揮できれば十分勝負になると思っているので、競馬に向けてしっかり準備していきたいです。
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