【紅白リハ】Omoinotake 悲願の初紅白「大きな第一歩を」 「幾億光年」ドラマ主題歌で大ヒット
大みそか「第75回NHK紅白歌合戦」(後7・20)のリハーサルが29日、東京・渋谷のNHKホールで行われ、初出場の男性3人組バンド「Omoinotake」が囲み取材に出席した。 【写真】フォトセッションでポーズをとるOmoinotake 今年1月期のTBSドラマ「Eye Love You」の主題歌として大ヒットした「幾億光年」を披露する。島根県内の中学の同級生だったボーカル&キーボードの藤井怜央、ベースの福島智朗、ドラムスの冨田洋之進で12年に結成。ギター不在ながらもブラックミュージックをベースにしたサウンドが特徴で、年間100本以上の路上ライブで腕を磨いた。結成時から紅白出場を目標に掲げており、悲願の初出場となった。 メンバーの3人で肩を組み、緊張の面持ちを見せた3人。意気込みを聞かれ、「大きな第一歩をいよいよ踏み出すことができるとワクワク。最高のパフォーマンスを出来るように」と意気込みを見せ、「NHKホールに何度かライブを見に来たことがある。もちろんステージに立つのは初めてだが、気持ち良く歌えた。本番も気持ちよく歌えるのがすごく楽しみ」と力を込めた。 「プレッシャーは?」との質問に、福島は「当日緊張しても、それさえも楽しんで行けたら」と晴れやかな表情。紅白の雰囲気は「初めてリハーサルという感じで舞台に立たせていただいて、ぼんやりとしていた夢がやっと具現化して見えた。31日に実現させるだけ」と気合十分。富田は「スピーディーに物事が進んでいってさすがだな」ともらし、笑いを誘った。 歌唱曲「幾億光年」のMVにも出演した女優の高石あかりが来年後期放送のNHK連続テレビ小説「ばけばけ」のヒロインを演じることが決まっている。福島が「ちょうど島根が舞台。僕らも島根出身でニュースを見てビックリしまして」と驚きを口にすると、藤井も「MVには映っていなかったんですけど、『幾億光年』をキャストのお二人の前で弾き語りする場面があって、貴重な時間だったなと思います」と振り返った。 地元の島根について富田は「3人が出会えた大切な街。皆さんのおかげでここまで来られた。これからも応援お願いしますという気持ち」と話した。 今年の漢字を聞かれ「光」と回答。「『幾億光年』の“光”。光のように遠くまで曲が届いた1年。僕らの活動にもやっと光が差してくれた年でもあった」と笑顔を弾けさせた。