台風10号 東海道沖をゆっくりと北上 近畿から関東にかけて大雨に警戒
台風10号は、東海道沖を北上し、1日(日)夜までに熱帯低気圧に変わる見込み。引き続き、土砂災害に厳重に警戒し、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に警戒が必要になる。
台風10号 北上へ
台風10号は、1日(日)午前3時には東海道沖にあって、ゆっくりした速さで東へ進んでいる。中心の気圧は998ヘクトパスカル、最大風速は18メートル、最大瞬間風速は25メートルで、中心の東側220キロ以内と西側165キロ以内では風速15メートル以上の強い風が吹いている。 東日本太平洋側では、台風本体の発達した雨雲や、太平洋高気圧の縁を回る暖かく湿った空気の流れ込みにより、雷を伴った激しい雨の降っている所がある。また、東日本では、これまでの記録的な大雨により、地盤が緩んでいる所や増水している河川があり、土砂災害、洪水災害の危険度が高くなっている所がある。 台風は、東海道沖を北上し、1日(日)夜までに熱帯低気圧に変わる見込み。熱帯低気圧に変わった後も、東日本を中心に、熱帯低気圧周辺の雨雲や太平洋高気圧の縁を回る暖かく湿った空気の流れ込みにより、大気の状態が非常に不安定となる見込み。
西日本や東日本では2日(月)にかけて、強い風が吹く所がありそうだ。 東日本では1日は、うねりを伴ってしける所がある見込み。 【予想される波の高さ(きょう)】 東海 4メートル
土砂災害に厳重に警戒し、低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に警戒が必要だ。また、落雷や竜巻などの激しい突風にも注意が必要になる。発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、建物内に移動するなど安全確保に努めたい。強風や高波、高潮にも注意したい。