社民党の又市党首、参院選不出馬を表明(全文1)5月14日に肺がん手術
後援会とも相談の上、不出馬を決断
こういう医師の見立てと、さりながら、もう国会終盤であります。やはり今、後ほどもご質問あるかもしれませんが、不信任だ、問責決議だということなど、党首会談でものを決めなきゃならんということもあります。そういう点で終盤国会や参議院選の日程を考慮しますと、当面、街頭演説などはちょっと無理だと言わざるを得ないんですけれども、本日から参議院議員として、また党首としての任務に復帰をして、最大限その役割は果たしてまいりたい、このように考える次第であります。多くの皆さま方に大変ご心配やら、あるいはまたご迷惑をお掛けしたわけですけれども、さまざまなご配慮のおかげで療養に専念することができて、心から感謝を申し上げる次第であります。 2つ目にそのこととの関連でもありますが、私の参議院選挙への出馬問題について幾つか電話もいただいているわけですが、お答えをしておきたいと思います。私は自らの出処進退については、2月の全国代表者会議の場で、党役員の世代交代というか新陳代謝を図る観点から、比例代表には出馬しないということで申し上げてきました。と同時に、党首の任期は来年の2月まででありますから、その間、例えば参議院の選挙区はどうするんだとか、あるいは衆議院選挙があったらどうするんだとかいうことなどの声もありました。それらの問題は当然、党首でありますから、党の先頭に立っていろんな場面で戦うということの意思表明は2月の全国代表者会議でも申し上げました。私の身柄は党に委ねる、預けるということで申し上げてきました。 従ってこの間、32の1人区の野党候補の一本化調整等々進められてまいりました。さらにはその間、ダブル選挙があるのではないかということも取り沙汰されてまいりました。そのことも勘案しながら、私の身柄の問題については党の選対中心に検討し、あるいはまたいろいろと模索もされてきたところですけども、そのさなかの4月の下旬に私自身の胃がんが見つかるという、こういう事態になった。 男性:肺がん。 又市:ごめんなさい、胃がんは前でした。肺がんが見つかるという、こういうことでありましたので、その点では党としてはもうこれ以上、無理をさせるわけにはいかないと、こういうふうに判断をしたという報告を受けました。従いまして、地元の党の県連合や連合後援会の皆さんとも相談をし、7月の参議院選挙には比例区の選挙区も出馬をしないということを決断し、そのことについてはご理解をいただいたところであります。そういう意味では今日まで支えていただいた多くの皆さま方には心から感謝を申し上げたいと思っております。