【アンナさんの心の整え方】結城アンナさん×結城美栄子さん作品展レポート。絵を描くことは“無”になること。Vol.34
モデルやタレントとして活躍する結城アンナさんですが、イラストレーターとしての一面もお持ちです。そんなアンナさんにとって絵を描くこととは? 【画像一覧を見る】
ワクワクすることをしたい!
この冬、アンナさんはお父様の妹で陶芸家の結城美栄子さんといっしょに、作品展を開催しました。 「雰囲気が素敵なカフェを会場に、美栄子と私の作品展を開きました。 準備は大変でしたけど、たくさんの方に来ていただけてうれしかったですね」 叔母様を「美栄子」と呼ぶほどの仲の良さ。 美栄子さんは陶芸、アンナさんは絵と、アートの才能にあふれたファミリーです。 「美栄子も私も先生についたわけではなく独学。 好きなこと、ワクワクすることを続けていたら……という感じですね。 したいと思ったことはしなくちゃ! それを選ぶのも自分!」
美栄子の作品を置くと空間がふわっとして空気が変わります。
東京・新宿のパークハイアットをはじめ、国内外で人気を博す美栄子さんの作品。 「美栄子の作品を部屋に飾るとそこからどんどん優しくてやわらかい空気が広がって部屋の雰囲気が変わるの」 そう話すアンナさんのご自宅にも美栄子さんの作品が飾られています。
真白い髪と水彩を前にすると、心が自然と静かになる。
クウネル20年9月号でアンナさんは絵を描くことについてこう話しています。 「描くときは何も考えません。だから無になれ身も心もすべてリフレッシュできるんです。 真白い紙と筆、鮮やかな色の水彩の前に座ると自然と心が静かになります。 紙に描く線、カーブ、丸と点をつなげるうちに形が現れて絵になる。知らないうちに物語が見えてくる。最初から描こうと思っていた絵と違う絵になることはよくあります。そのプロセスも楽しみのひとつです」 自分が好きだと思うことに時間を使う、それは大人の特権で、アンナさんにとっては心身を整えることのひとつ。 アンナさんのこれからの創作、気になります!
写真/新津保建秀、取材・文/河田実紀
クウネル・サロン