「無印良品の間違いない優秀作」これぞ令和のビズシューズ!“疲れにくいローファー”の秘密はインソールにあり/編集長のお墨付き『コレ買いです』
モノ・トレンド雑誌売上No.1「MonoMax」の編集長・奥家が、今一番気になるモノやトレンドを紹介する連載企画。今回は、履き心地のよさで話題になっている無印良品「疲れにくい 革の端材を再利用した ローファー」を試し履きしました! ⇒【写真】便利なうえに「疲れにくい」という価値もプラスした無印良品の優秀作を詳しく、画像を見る(全12枚)
ただでさえ便利なローファーに「疲れにくい」という価値もプラス!
空前のスニーカーブームも一息つき、昔ながらのレザーシューズも再評価されはじめた昨今。特に注目しているのがローファーで、一昔前まではNGとされてきたビジネスシーンであっても、カジュアル化が進んできた今となっては全然OKな一足となってきました。比較的履き心地もよく、スニーカーばかり履いていたユーザーでも心理的なハードルが低いんですよね。 無印良品 疲れにくい 革の端材を再利用した ローファー ¥8,990(税込) そんなローファーで、無印良品がやってくれました。その名もずばり、「疲れにくい 革の端材を再利用した ローファー」です。 そもそもローファーは「怠け者」を意味する言葉に由来するシューズ。レースアップすることが当たり前だった時代、紐も使わずに履けるスリッポンタイプということでそう命名されたわけですが、スルッと楽に足入れできるのは大きな発明だったんですよね。そこに無印良品は「疲れにくい」という価値も追加してきたわけで、ローファーとしてのポテンシャルを底上げしてくれているんです。
立体インソールが吸い付くようなフィット感を生んだ!
どうやって「疲れにくい」という価値を生み出しているのか? その秘密は、インソールにありました。 足を包み込みやすく、フィット性も高まるカップインソールタイプを採用。ふかふかとしたクッション性もあるし、通気性もよさそうな素材が使われていて、確かに性能も高そう。 ただ、今作のポイントはその立体的な形状にありました。 かかと部分をしっかり包み込むような形状にすることで、歩行時のズレを抑制しています。実際に履いて試したところ、靴内でかかと部分がブレにくく、安定感のある歩行ができました。ちょっとでも靴がズレるとその荷重移動だったり衝撃だったりが負担となって返ってきますから、フィット感はかなり大切。特にスリッポンタイプのローファーにとって、そこの部分の改良は大きな効果をもたらしたと思います。 また中央にはリング上の凸部も設置。地面に接地するとき、これがちょっとした衝撃吸収の役割を果たしてくれているようで、足取りも軽くなったように感じました。 そして中央部は、土踏まずにフィットするアーチ形状を採用。ここが盛り上がったことで、足をしっかりとサポートしてくれます。衝撃を吸収し、骨や関節への負担も軽減してくれそうで、「疲れにくい」という今作の機能を生み出しています。 また、前足部に凹みを設けているのも特徴的。歩いたり走ったりしたときに最も大きな負担がかかる母趾球部にも大きな凹みをつけていて、足の指がしっかりグリップできるようにしています。 ローファーはその構造上、レースアップシューズに比べて甲側からの締め付けが少なく、フィット感もそれなりに留まっていたものでした。しかし、この無印良品のローファーは立体的なインソールを採用したことでフィット感は段違い。歩いてみると足裏に吸い付くような感覚があって、気持ちよく歩みを進められるんですよね。そんなローファー、なかなかありません。