公開練習で順調な仕上がりを見せたパッキャオ「ファンの皆さんを楽しませるようにベストを尽くします」【超RIZIN.3】
「超RIZIN.3」(7月28日、埼玉・さいたまスーパーアリーナ)に出場するプロボクシングの6階級制覇王者のマニー・パッキャオ(フィリピン)が7月25日、都内で公開練習を行った。パッキャオはRIZINスタンディングバウト特別ルールで安保瑠輝也(MFL team CLUB es)と対戦する。 パッキャオの強烈な右アッパー パッキャオは準備運動を念入りに行い体を温めると、シャドーボクシングからミット打ちを披露。回転が速く、重いパンチを何度も打ち込み、仕上がりの良さを見せた。 練習後の会見では「もう何カ月もこの試合のためにトレーニングをしてきて、もう戦う準備はできています。100%の仕上がりです。スパーリングは数えられないほどたくさんやってきました」と自信の笑顔。
パッキャオは当初はRIZINフェザー級王者の鈴木千裕(クロスポイント吉祥寺)と対戦の予定だったのだが、鈴木が「KNOCK OUT CARNIVAL 2024 SUPER BOUT “BLAZE”」(6月23日、東京・国立代々木競技場 第二体育館)での五味隆典とのパンチのみのKNOCK OUT特別ルールでの一戦で拳を痛め、欠場。6月28日に対戦相手が安保に変更となった。 パッキャオは安保については「なかなかいい選手だと思う。パンチもいいし、動きも素晴らしいと思う」との印象。その安保のパンチが自身に通用するかどうかについては「楽しみにしておいてください」と余裕の笑み。 安保とはまだ顔を合わせていないのだが「過去にもそういうことはありました。全く問題ないです」とさらり。
試合では自身のファイトが何分間見られるかという質問には「ファンの皆さんを楽しませるようにベストを尽くします」と紳士然とした返答。 現在、パッキャオはWBC世界ウエルター級王者のマリオ・バリオスとの対戦に向けて交渉中と言われているのだが、これについては「交渉中ではありますが、自分としてはまずはこの試合に集中したい。この試合が終わってから、次、誰が私とやりたいかということを考えたい」などと、まずは安保戦に集中の姿勢を見せた。 また元WBC世界ライト級暫定王者のライアン・ガルシア(アメリカ)が今大会への来場を宣言しているのだが「聞いたことはありますが、いいことじゃないでしょうか」と語るにとどめた。