日経平均“バブル超え” 投資家「損している人がいない」 私たちが実感持てる日は…
日テレNEWS NNN
日経平均株価は22日、3万9000円を突破し史上最高値を更新しました。34年かかりバブル時代をようやく超えたわけですが、この先はどうなるのでしょうか。 ◇ 22日夜、“投資家が集まる”という都内のバーを訪ねました。 投資家 「天井感ない? アメリカ」 「まあ、正直ありますよね」 「あるよね?」 話題はやはり、株価です。 投資家 「史上最高値なんで損している人がいない」 22日夜は最高値を更新した日経平均株価の終値にちなんで、6万円相当のシャンパンを3万9098円で提供していました。 投資家 「やっぱり3万9000円までいくと感慨深い」 22日、日経平均株価の終値は3万9098円68銭で、バブル期を超え“史上最高値”を更新しました。
日経平均株価は1989年12月29日の3万8915円87銭をピークに、バブルが崩壊すると長い低迷期に突入。世界的な金融危機「リーマンショック」を受けた急落で、7000円台も経験。 デフレが長引いた「失われた30年」の出口がついに見えたのか、年明けから上昇を続け22日、34年ぶりに最高値を更新したのです。今回は業績のいい企業が多いなかでの株高で、バブルの時よりも実績が伴った“地に足がついた株価”とも指摘されています。 ◇ こうしたなか、金融の町・兜町にあるレストランを訪れました。名物は一口サイズにカットされたサイコロステーキです。かつての証券マンが「忙しすぎてステーキをカットする時間もない」ともらしたことから生まれたメニューだといいます。 証券マン 「サイコロステーキ発祥の店ということで、(最高値を)超えると思って今日、お祝いで来てます」 バブル時代を象徴する街の一つ、銀座。その銀座の高級クラブのママに景気の実感を聞きました。 銀座クラブ「Nanae」 ななえママ 「コロナ前に戻ってきたかなというくらいの感じではありますが、少しずつ景気の良さを感じております。お高いワインやシャンパンをずらーっとという感じではないですけど、回数多く来てくださる方は増えた気がしています」 「たくさん株を売って利益を確定された方がだんだん多くなってくるでしょうから、これから先が楽しみ」 個人投資家の山中尚夫さんは「日経平均上がったって、自分の株が上がらなかったらしょうがない」と話していました。この歴史的な日の利益は「3万3014円」だといいます。