インハイ初戦を突破した八王子学園八王子の十返翔里［写真］＝佐々木啓次

　8月5日、福岡県福岡市で開催されている「令和6年度全国高等学校総合体育大会バスケットボール競技大会（インターハイ）」の男子2回戦が照葉積水ハウスアリーナで行われ、八王子学園八王子高校（東京都）が和歌山南陵高校（和歌山県）に96－54で勝利した。 　関東大会王者として2回戦から登場した八王子は、第1クォーターから手堅く2ポイントを重ねて25－11とリードを奪うと、堅守も発揮し16点リードで前半終了。ハーフタイム明けの第3クォーターに大きくリードを広げ、最終盤まで豊富な運動量で反撃を許すことなく締めくくった。 　八王子は、U18日本代表にも招集されていた十返翔里が、チーム最多の28得点10リバウンド4アシスト4スティールでダブルダブルを記録。26得点の平原侑真らも含む合計5選手が2桁得点をマークした。 　 　大会前から財政難や学生の募集ストップなどが報じられていた和歌山南陵は、今大会に3年生の部員6名だけで参戦。1回戦で40分プレーしたアリュウイドリス アブバカは、38分34秒のプレータイムでチーム最多29得点13リバウンドをマーク。フル出場した二宮有志と紺野翔太、ベンチスタートだった中村允飛も含め、ロスター6名が懸命に走り抜いたが、最後は関東王者を前に力尽きた。 　初戦を突破した八王子は、明日6日15時00分から照葉積水ハウスアリーナにて行われる第4試合で、近畿大学附属高校（大阪府）を下した藤枝明誠高校（静岡県）と対戦する。 ■試合結果 ＜インハイ男子2回戦＞ 和歌山南陵 54－96 八王子学園八王子 和歌山南陵｜11｜11｜16｜16｜＝54 八王子学園｜25｜13｜28｜30｜＝96