プロ12球団&メジャー球団が視察した「公立の星」が富士大へ ドラフトでは一挙6人プロ入り達成
菅(神奈川)の右腕・岩瀬将投手(3年)が北東北大学野球連盟の富士大に進学することが9日、分かった。 私立校の躍進が目立つ神奈川で、今春に自己最速の143キロをマークし、公立の逸材としてプロ12球団、メジャー球団が視察した。今秋ドラフトは無念の指名漏れとなったが、富士大からはオリックス1位の麦谷ら一挙6人がプロ入り。4年後のプロ入りに向け登竜門でレベルアップを誓う。 ドラフト目前にはパ・リーグ球団から調査書が届いており、秘める才能はプロ球団も認めるところ。富士大で全国から集う有力選手とともに腕を磨けば、成長速度をさらに加速させることもできる。 早い時期から岩瀬の才能に気づき、成長を支えてきた平林明徳監督は「指名漏れした次の日に声をかけると、“大学で頑張ります。見ていてください!”と次の目標に向けて切り替えることができていました。彼の持つ才能に努力が追いついてきたところ。大学ではもっと、もっと成長できると思います」と期待した。 ◇岩瀬 将(いわせ・しょう)2006年12月7日生まれ、米国カリフォルニア州出身の18歳。米カルフォルニア州在住だった5歳時に野球を始める。幼稚園年長から川崎市に在住し、金程小では金程少年野球部に所属。金程中では軟式野球部でプレー。菅では1年春からベンチ入り。憧れの選手はドジャース・大谷。好きな言葉は「勝っても攻めろ」。