「日米で決定的な違いが!」娘を全米No.1大学の特待生に育てた母親が語る、子どもの自己肯定感を上げる「褒め方」
子どものこと、人前で褒められていますか?
「うちの子、自信がないみたい…」 その悩み、もしかしたら「褒め方」が原因かも? そこで今回は、自身が高卒のシングルマザーでありながら、娘を全米No.1の公立大学の特待生にまで育てたという高松ますみさんの著書『高卒シングルマザーがわが子をUCLA特待生に育てた45の方法』(かんき出版)から一部抜粋し、子どもの才能を引き出す「褒め方」の秘密を大公開! 【あわせて読みたい】「差が歴然…!」“アメリカ育ち”の子どもが日本の小学校に体験入学したら…衝撃を受けた「日本の小学生の姿」 日本とアメリカの子どもの褒め方、その大きな違いとは? 幼少期から思春期まで、子どもの成長に合わせて褒めるコツを、具体的なエピソードとともにご紹介します。
幼少期は大げさに、思春期は控えめに褒める
「これまであまり褒めて育てることを意識してこなかったので、どんな感じで褒めればいいかわからない」という人も多いと思います。 ポイントは、「幼少期は大げさに、思春期は控えめに」です。 年齢が低ければ、少々オーバーに感じるくらい褒めても素直に喜びますし、絶対的な自信につながります。私自身も子どもたちが小さかったころは、のぼせ上がるくらい大げさに褒めるようにしていました。子どもは有頂天になりますが、外で褒めてもらえることが少ない日本ですから、そのくらいでバランスがとれるように思います。 ただし、なんでもかんでも適当に褒めていると、相手が小さい子であっても見透かされてしまいますので注意が必要です。 私は、適当に褒めるときに「すごい! すごい!」「かわいい! かわいい!」などと2回繰り返す癖があり、よく子どもから「2回言わないで!」とたしなめられていました。子どもは、親の言動を本当によく見ていますよね。
思春期には冷静に
子どもが思春期に突入したら、表面的なことを褒めたり、子どもの気持ちを勝手に推測して褒めたりすることは控えたほうがいいでしょう。 親には示さない真意があるかもしれないので、褒める回数も減らし、向こうが褒めてほしそうなアピールをしてきたときに、しっかりと向き合って話す時間をとるようにしましょう。 思春期の子どもを褒めるときのポイントは、あまり声の抑揚をつけずに、「成功した秘訣はなんだったの?」とか、「今回はどんなところを努力したの?」などと聞き出すイメージで語りかけることです。すると、子どものほうから褒めてほしいポイントを伝えてくれるはずですので、そこに親が共感を示していくと、「認められた」という感覚が醸成され、自己肯定感が上がります。