ロシア国防省内で汚職が蔓延 4月以降将官の逮捕が相次ぐ
モスクワ、ロシア、5月24日 (AP) ― ロシア軍内部で汚職による幹部の逮捕が相次いでいるが、新たに連邦軍参謀本部幹部が収賄容疑で逮捕された。同国メディアが5月23日、報じた。 ウクライナ侵攻の元最高司令官イワン・ポポフ空軍大将が今週、収賄容疑で逮捕されたが、それに続いて参謀本部次長ワディム・シャマリン中将が逮捕された。シャマリン中将は、国防省の主要通信局長でもあった。 先月はティムール・イワノフ国防次官が、同じく収賄容疑で逮捕された。 イワノフ次官はセルゲイ・ショイグ前国防相の側近で、前国防相も5月、プーチン大統領の5期目就任直後に解任された。 ショイグ国防相解任の2日後には、国防省人事局長のユーリー・クズネツォフ中将が収賄容疑で逮捕された。 国防省の主要通信局長でもあったシャマリン中将は、ロシアの通信社によると、2カ月間拘留されていると伝えられるが、事件の詳細は報道されていない。 (日本語翻訳・編集 アフロ)