50代、「1軍だけのクローゼット」にする整理術。服の片づけで考えていること
そろそろ衣替えをしたいこの時季。クローゼット整理がスムーズにできるコツを紹介します。ここでは、整理収納アドバイザー・大木聖美さん(現在50代)が、年齢を重ねて変化したという服を見直す際の判断基準や、罪悪感が少ない服の手放し方などについて語ります。 【写真】50代、重くて手放した服
「着ていてストレスを感じないか」がいちばんの判断基準
服を見直すとき、「ストレスフリーな着心地」は私にとって重要な判断基準です。 たとえば、年齢を重ね、コートやバッグは「軽さ重視」になっているため、重いと感じるものは即手放す判断をします。着ていて肩がこる服、持ち手の装飾によって腕が痛くなるバッグも手放しました。 そのほかにも、透けやすくインナーに気を遣わなければならないものや丈が短いスカート、しゃがむと背中が出てしまうトップスやパンツなど、手に取らなくなってしまった理由が明確なものは、見直しの対象です。
実際に着用して最終判断。写真を撮るのもおすすめ
「まだ着るかも?」と迷うものは、頭で考えるだけでなく着用して最終判断します。「体形変化によって胸やお腹、お尻周りがキツくなった」「経年劣化で着心地がチクチクする」など、すぐ確認できるのでおすすめです。 また、鏡の前に立つのはもちろん、写真を撮ってみることで「太って見えないか」「顔映りが悪くないか」など、自分を客観視することができます。 反対に、数年着ていなかった服を久しぶりに着てみたら、案外手持ちの服と合わせやすいとわかり、クローゼットの1軍に昇格した経験も。着用することで新たな発見があるかもしれませんよ。
「似合うものを知る」ことで、整理が簡単に
私はプロの方にカラー診断と骨格診断をしてもらい、服の整理がさらにしやすくなりました。自分の特性から似合うものを教えてもらったことで手持ち服の見直しが素早くできるようになっただけでなく、購入時にも迷わなくなり買い物の失敗が激減したのです。 ムダな服を増やさないから見直しも簡単。時短につながっていると感じます。
「罪悪感なく手放す方法」で、より見直しがはかどる
まだ着ることができる服は、家族の分とまとめて寄付に出すことも。ほかにも自治体の古布回収やリサイクルショップに持ち込むなど、罪悪感が少ない、自分にとって手放しやすい方法を知っていると、さらに見直しがはかどる気がします。 衣替えにも好ましいタイミング。今回ご紹介したことが、クローゼット整理の参考になればうれしいです。
大木聖美