夫は休日、食事の度に「食洗機」を回します。朝昼は食器の量が少ないので、手洗いした方が節約できると思うんですが…どうなのでしょうか?
食洗機を使用すると食器洗いの手間が省けるため、家事に費やす時間を短縮できるというメリットがあります。 とはいえ、食洗機は多くの水や電気を使用するイメージもあるため、場合によっては手洗いの方が節約できるのではないかと感じる方もいるでしょう。 そこで今回は、食洗機と手洗いは1回当たりどれくらいコストがかかっているのか、食器洗いの際の節約術について解説します。 ▼「シャワーだけ」vs「お湯をためる」1人暮らしはどっちがお得? それぞれの水道代・ガス代を比較
食洗機と手洗いのコストはどれくらい? 土日に朝昼夜食洗機を回した場合と、朝昼手洗い・夜食洗機の場合のコスト差は
食洗機を使用する際は水道代・電気代・ガス代・洗剤費用が発生します。また、手洗いの場合は水道代・ガス代・洗剤費用です。 あるメーカーの食洗機を使用した場合と手洗いの場合のコストは表1の通りです。また、水道代や電気代の各料金目安は以下の通りです。 ●水道代:137円/立方メートル ●下水道使用料:125円/立方メートル ●ガス代:222円/立方メートル ●電気代:31円/キロワットアワー
出典:パナソニック株式会社「ビルトイン食洗機まるごとQ&A基本知識編」を基に筆者作成 上記より、食洗機を使用すると1回当たり39.2円節約できます。そのため、土日の3食を全て食洗機にすると、2日間の食器洗いにかかるコストは204.6円です。 対して、朝昼手洗い・夜を食洗機にした場合のコストは361.4円です。毎食食洗機で洗うだけで、2日間だけでも156.8円の節約ができます。 ただし、手洗いは食器点数48点と6人分の小物を10リットルのお湯(約40度)でつけ置き洗いをした際の金額です。そのため、家族の人数や洗う食器の数によって変動します。 例えば、朝昼は食器が少なく、使用するお湯の量が3分の1程度だった場合、手洗い1回当たりのコストは約24.3円です。そのため、朝昼手洗い・夜食洗機にした場合のコストは82.7円となり、3食全て食洗機を回すよりも節約できます。 食洗機は、普段から洗い物が多い家庭やまとめ洗いをする方のほうが節約に効果的なアイテムです。